2025/12/16 13:07
年末年始にうなぎを食すということ。日本の節目と、滋養の話
一年の締めくくりと、新しい年のはじまり。
年末年始は、日本人にとって特別な時間です。大掃除を終え、家族が集まり、静かに一年を振り返るひととき。そんな節目の食卓に、昔から選ばれてきた食材のひとつが「うなぎ」です。
うなぎといえば夏のイメージが強いかもしれませんが、実は年末年始とも深い関わりがあります。
寒さが厳しくなるこの時期だからこそ、身体をいたわり、力を蓄える意味で食されてきました。
本日は、うなぎと年末年始の関係性について少し触れながら、山美世の年越しの考え方をご紹介いたします。
年末年始に「うなぎ」が選ばれてきた理由

うなぎは古くから、滋養に富んだ食材として知られてきました。
特に冬は、寒さで体力を消耗しやすく、風邪などもひきやすい季節です。
年を越す前にしっかりと力をつけ、新年を健やかに迎えたい――そんな思いから、
うなぎが節目の食事として重宝されてきたと言われています。
また「う」のつく食べ物は縁起が良いとされる風習もあり、うなぎはその代表格。
年越しそばと同じく、無事に一年を終え、新しい年へつなぐ”食として、静かに食卓を支えてきました。
派手さはなくとも、意味を大切にする日本らしい食文化のひとつです。
大正三年創業、変わらず守り続けてきたこと

※移転前のうなぎ処山美世
島根県松江市・大根島にて、うなぎ処 山美世は大正三年に創業いたしました。
時代が変わっても、私どもが大切にしてきたのは「うなぎの力をそのまま引き出す」ことです。
山美世では、一般流通よりも約1.5倍ほどの大きさの国産うなぎを使用し、蒸しの工程を入れず、焼きのみで仕上げています。
火入れは一見シンプルですが、身の状態を見極め、焼き加減を調整することで、ふっくらとした食感と旨みを引き出します。
そこに重ねるのが、創業以来継ぎ足してきた秘伝のタレ。
年末年始という特別な食卓だからこそ、気負わず、しかし確かな味わいをお届けしたいと考えています。
年越しの食卓に、少しだけ特別な一品を

おせち料理や年越しそばに、もう一品。
あるいは、新年最初の食事として。
うなぎは主張しすぎず、それでいて満足感のある料理です。
ご家族で分け合ってもよし、少し贅沢に一人で味わうのもよし。
冷蔵でお届けするため、召し上がるタイミングを選べる点も、年末年始には便利かと思います。
「忙しい年の瀬でも、きちんとしたものを用意したい」
そんなお気持ちに、そっと寄り添えれば幸いです。
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一年の締めくくりと、新しい年のはじまりに。
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